急性全頭脱毛症の記録

2018年夏、びまん性脱毛症に。通院を経て完治するまでを記す。adtafsだったと思うので参考にならない方もいらっしゃると思います。すみません。

治療編④ SADBE感作

退院後の診察にて新たにSADBEによる治療を始めることを告げられる。
SADBEとはナントカカントカの略でかぶれ療法のこと。脱毛部の皮膚に薬を塗って人工的にかぶれを起こさせることで免疫をそのかぶれと戦わせる治療法。今髪を生やす細胞を攻撃してる免疫のターゲットかぶれに変えさせるようなイメージ。局所免疫療法ともいうらしい。実際処置受けときながら聞きかじりなので正しい情報はお医者さんから聞いてください。

SADBEをやるためにはまず感作ってやつが必要になる。めちゃめちゃ濃いSADBEの液をパッチに染み込ませて皮膚に貼って覚えさせる(?)ことで今後液を塗った時反応してかぶれを起こさせる事が出来る。
感作でちゃんと体が液に反応してかぶれるようになるのを確認したところで、まずは反応しないくらい薄めた液を塗り、2週間くらいの間隔で徐々に濃度を上げていく。かゆすぎず反応しなさすぎずな濃度を見つけて塗っていく。というもの。

診察にてさっそく濃いSADBEの液体を染み込ませたパッチを貼られる。濃度は1%だか2%。二の腕の内側が多いとネットに書いてあったが自分はこめかみだった。先生に「ずっと剥がさないでほしいんですよね〜風呂とか気をつけて」と言われる。1日か2日で剥がすとこれもネットにあったので一瞬疑問に思ったがまあお医者さんのこと信用するべきだよね〜と思う。この判断が後々地獄を見る。
大学病院は家から遠いので前の個人病院でSADBEの塗布をしてもらうことになる。先生が個人病院へ電話し診療の予約をしてもらい診察終了。ステロイドパルス後なのでプレドニゾロンアンテベートローションは無し。

感作パッチ貼って1日目はかゆくなかった。2日目くらいでかゆみ出てきたような気がする。本来ならもう剥がすべきだが前述の通り先生の「ずっと貼っといて」を次の診察までだと信じ込んでいた自分は10日間貼り続けた。皮膚ごとパッチがズルッと取れるほどかぶれていた。さすがに取った。

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こんな感じ。10月17日。

因みに異変を感じた8月末のオタクライブから約2ヶ月でここまで抜けた。

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同時期ステロイド外用やめたせいか荒れまくった頭皮の画像もついでに載せとく。断裂毛の量よ。
爪で頭皮ゴリゴリやると皮脂と共に頭皮に残った断裂毛が大量に取れて面白いのでよくやってた。多分やらない方がいい。

で、感作部分。痛痒い。のはまだいい。
一番困ったのが汁が止めどなく垂れてくること。
普通はこうなりませんのでご安心を。ずっと付けてたのが悪い。
デカい絆創膏がなかったのでキズパワーパッド貼っといたらはち切れんばかりにパンパンになった。仕方ないのでティッシュ小さく畳んでサージカルテープで固定してた。ウィッグ被る時も下にティッシュがある状態。たまにウィッグの毛についてガビガビになる。家ではニット帽被ってたんでニット帽もガビガビになる。

で、1年半経った今も残ってます。ヒエー。
ステロイドの塗布を怠ると汁出るので毎日フルコートとかベトネベート塗ってる。染髪はちょっと染みるものの割と大丈夫。ブリーチはさすがによけてもらった。

皆さんもSADBE感作やるときは気をつけてください。
次はSADBEの塗布について。